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管渠改築工法の概要

下水管渠は、長期間の使用により管内面が腐食され耐久性を低下させること、路上交通の衝撃などにより破損され耐荷能力を喪失すること、あるいは下水の流下能力を低下させることがある。これらの対処方法として、既設管の位置に新管を再構築し、所定の管渠機能を確保しなければならない場合がある。

改築推進工法は上記のように構造的または機能的に低下した下水管渠を推進工法により破砕・排除しつつ新管を敷設する工法である。一般的に下水管渠の改築工事は条件により採用される工法が異なる。改築推進工法も設計・施工条件によって選択される工法が異なる。

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●改築推進工法概要(工法ナビ)

改築推進方式の分類

改築推進方式の分類
既設管静的破砕推進方式

既設管静的破砕推進方式は、既設管を内面から圧し拡げ破砕し新管の外側に存置する方式。

既設管静的破砕推進方式
衝撃破砕推進方式

衝撃破砕推進方式は、圧縮空気を動力源とした破砕装置の衝撃により、既設管の鉄筋、コンクリートなどを切断、破砕しながら鋼管を推進する。

衝撃破砕推進方式
回転破砕推進方式(A)

回転破砕推進方式(A)は、既設管をセメントミルク等であらかじめ充填した後、既設管の全部および一部を切削・破砕しながら新管を推進する。掘削土と切削・破砕物は泥水、泥土圧方式、空気輸送等により回収する。

回転破砕推進方式(A)
回転破砕推進方式(B)

回転破砕方式(B)は、既設管内に下水流下配水管や推進ガイド装置を設置した状態で既設管の全部あるいは一部を切削・破砕しながら新管を敷設する。掘削土と切削・破砕物は泥水、泥土圧方式、空気輸送等により回収する。

回転破砕推進方式(B)
引抜方式

引抜き方式は、既設管の外径より大きい管を推進し、既設管をそのまま又は破砕して内側に取り込んで回収する。

引抜方式
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